盛り上がりを見せる大阪万博2025
大阪万博2025 連日の来場者20万人超え
大阪万博2025です。
開幕前にはワイドショーやネットで散々こき下ろされていた大阪万博ですが、閉幕を目前にした今、そんな声はどこからも聞こえなくなりました。
「みゃくみゃく」も当初は気持ち悪いと評判悪かったですが、今では大人気キャラですね。

駆け込みで連日20万人を超える人が会場に押し寄せ、更にはチケット問題も発生するなど、いろんな意味で結構な盛り上がりを見せています。
大阪万博2025へ参戦!
さて、まだ猛烈な残暑の只中にある9月中旬、私は念願だったこの大イベントに参戦してきました。

入場者数は会期期間中最高(当時)、暑さも激暑状況で、9月になれば暑さも落ち着くだろうという目論見は大きく外れてしまいました。
それでも、
「とてもいい体験をすることが出来て、暑くてものすごい人だったけど、行って本当に良かった」
というのが偽らざる感想です。一緒に行った家族も大満足だったようです。
圧巻の大屋根リング
混雑で入場出来たパビリオンは多くありませんでしたが、各国の趣向を凝らした建築物を見るだけでも楽しかったですし、何より、大屋根リングは素晴らしい建造物でした。
圧倒的な存在感と美しさ、壁のような圧迫感や外界との疎外感を来訪者に与えることなく、東側に広がる海や、町と同じ空気を共有させる造作には感動しました。
暑さにやられて、大屋根リングの下に逃げ込むと、湿度が下がり、風も入って涼しく感じられました。あれも大きな円形木造建築のなせる業なのでしょうか。

夜、ライトアップされたパビリオンを取り囲むリングは、会場全体を守るようにやさしく包み込み、美しい光を放っていました。
世界のことを大阪万博2025で考えた
ひとつの世界
リングの上で会場を見渡し、至近距離で放たれた花火の迫力を感じながら、こんな風に世界がひとつになり、争う事ではなく、それぞれが持つ資源や技術や文化を分け合うことで共存し、共栄する、そんな未来が来ることを、心から強く祈りました。
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace
終わらない戦争と殺戮
ウクライナ、イスラエル、パレスチナ、パキスタン、エチオピア、南スーダンなど、今、まさに戦争や紛争に直面しているいくつかの国々が、自国の文化を誇らしげに展示しているのを見て、現実とのギャップに思いを至らせました。
ずっと長い間、戦争や殺戮が繰り返されて、それは無くなるどころか、激化している悲惨な現状を知るごとに本当に何とも言えない無力感のようなものを感じます。
大阪万博2025をきっかけに「知る」努力をしたい
しかし、それでも、私たちはそれが実際に今も行われているということを知り、可能な限りその現実を正しく認識すべきだと、この華やかで幸せなイベントに参加して、強く思いました。

なぜならそれらの出来事は、私たち日本人、日本国が知らない遠い世界で行われている、まったく関係のない出来事ではないからです。私たちの国はそこに密接に関係していましたし、いつかの未来に、この日本が経験するかも知れないことだからです。だからこそ、私たちは「知る」努力をすべきなのです。
アメリカ館とハンバーガー
身体障碍者手帳とアメリカンスマイル
「身体障碍者手帳」によって優先入場が可能になるパビリオンがあることをSNSの情報で知って、ダメ元で大人気パビリオンのアメリカ館で聞いてみたところ、アメリカ人スタッフは「もちろん優先入場できますよ!人数も3名は問題ありません」と満面のアメリカンスマイルで受け入れてくれました。

パビリオンもアメリカ的で明るく、入場時にはトランプ大統領のビデオレターもあったりで、楽しませてもらいました。
世界情勢、特に中東を好き放題弄って混乱させたのは確かにアメリカかも知れませんが、大阪万博2025においては、アメリカの持つおおらかでユニバーサルな価値観と多様性を重んじる精神に触れた気がしてなんだか嬉しくなりました。
ハンバーガーといえばアメリカ
パビリオン見学後に食べたハンバーガー&ビールもなかなか美味しかったですよ。
