食は力なり ライスカレー

グルメ

ライスカレーまんてん 神保町

神保町の路地に入ると、行列が出来ている魅力的な店がいくつかありますが、その中のひとつ、「まんてん」という小さなカレー屋が最近のお気に入りです。少し前に、カレー大好き人間、天才JとナイスガイNに連れられて初訪店を果たしたのですが、その日から時々、ここのカレーを無性に食べたくなる衝動に駆られるようになりました。有名店なのでご存じの方も多いと思いますが、味も佇まいも、全てにおいてクラシカルな風格を持つTHE日本のライスカレーなのです。

カツカレー大盛 赤ウィンナー入り

初訪店の日、11時過ぎに、今や良き相棒となったかつての部下ふたりと店の前で待ち合わせたのですが、昼前にもかかわらず、すでに10名弱が行列を作っていました。列に並びながら、私たちはショーケースに並ぶサンプルをひととおり確認しましたが、ほとんど悩むこともなく、最初のオーダーを人気メニューのカツカレーにすることを決めたのです。

店の回転は良くて、思ったより早く入店が叶いました。店内は15席ほどのカウンター席のみでテーブルはありません。店員さんの指示に従い席に着くと、早速決めていたメニューをオーダーします。すぐにスプーン入りのコップと小さなコーヒーカップがカウンターに置かれます。手際よくカツが揚げられていくのを見ているうちに、待望の大盛りカツカレー(赤ウィンナートッピング)が目の前に登場です。

四角い皿に盛られた、存在感に満ちたカツカレーをコップから救出したスプーンで取り崩し、一気に頬張ります。期待通りの味、想像通りの食感です。カツは程よく厚く、カラっと揚がっています。挽肉がアクセントとなり、野菜が溶けた重めのルーは、辛さはほどほどで食べやすく、「これだよ!」と思わず声が出そうになりました。隣に座った天才Jの横顔も恍惚感に満ちています。なんという幸せな時間でしょか。完食すると私たちはソースと間違えそうな小さなカップに注がれたコーヒーを流し込み、「ふー」とか「はー」とかそれぞれに満足の息をついて、余韻に浸ったのでした。

ライスカレーの旅へ

気の合う仲間と美味いものを食べるのは、何物にも代えがたい幸せなイベントです。あっという間に至福の時間は終わり、私達はカレーに対するそれぞれの思いを語り合いながら、大手町のオフィスに向かって歩き出しました。腹ごなしにはちょうどいい距離です。

2025年、私たち3人組はうまい「ライスカレー」を探す旅をすることにしました。その成果については、またこのブログで報告出来ればと思います。

食べることは生きること

食は力なり。好きなものを腹いっぱい食べるということは、生きる力に他なりません。いつまでもこの幸福感を味わえるよう、健康でいようと改めて感じています。

そして、こんな風にも思うようになりました。どんなものでも、最高の仲間と食べることが出来ればそれは、最高の食事になるんだろうな、と。

さて、2025年、私はどんなものを、どんな人と食べるのでしょうか。いまからワクワクしています。

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