YouTubeで運命の出会いをしました(1)

本など

時間は前回からほんの少しだけ遡ります。初夏から春へ。

前回でもお話ししたように、私は今年の3月に役職定年となりましたが、斡旋されたグループ会社の職場はまたしても東西線沿線です。しかも35年前、社会人になって初めて配属された職場があった思い出の駅。最初と最後。めぐり合わせとは不思議なものです。

感傷にひたりながら、東西線に揺られて新しい職場に向かう私にはある悩みがあったのです。

コロナ禍が変えたこと

コロナ以前、朝のラッシュ時には肋骨がきしむほどに混雑していた東西線ですが、今はあの頃のように激しく混み合うことはなくなりました。人々の働き方が確実に変わったことを肌で感じます。働き方が変わるという事は、多かれ少なかれ、人々の生活や人生設計にも影響を与えているということです。細部を見ると受け入れがたい、よろしくないと思える所もありますが、様々な生き方が可能になるという面において、総じて非常に前向きな変化であると感じる今日この頃であります。

YouTube先生

そんな微妙に混雑する朝の東西線で私が日課にしているのはYoutubeです。つい最近までは趣味のサーフィンやオートバイ、キャンプ関連のチャンネルばかり見ていましたが、最近は「お金」や「投資」に関わるチャンネルを見る時間が長くなりました。随分昔から、投資などお金関わることにはなるべく関わらないように過ごしてきた私でしたから、これは本当に大きな変化です。

4月中旬、私の銀行口座に、ある程度まとまった額の退職金が振り込まれました。大半はローンの返済で消えてしまいましたが、僅に残った現金をどうするべきか、投資に関する知識がほぼない私は日々悶々としていました。そのままにしておいたら、なんやかんや無駄遣いで無くなってしまうことは私の性格上、火を見るより明らかです。だから、今回だけはなんとかしなければならないのに、どうすればいいのか皆目分からない。そこで頼りにしたのはここ数年、私にいろんなことを教えてくれたYouTubeでした。サーフィンのテイクオフ修正もバイクのカスタムも家庭菜園の土の作り方もYouTube先生が教えてくれました。

両学長のチャンネルと出会った

2024年から「NISA」の仕組みが変わるというネット記事の見出しが目に付くようになっていましたが、「NISA」が投資に関わる事であるらしいことと、読み方以外のことはなに一つ分かりません。なんとかそういう領域に関わらないで済むように逃げてきたわけですから当然です。でももう逃げることはやめよう、そう決めた私は意を決してYouTubeの検索バーにその四文字を入力しました。そして、勤務先が変わってからも相変わらずの付き合いが続いている東西線の後方車両でそのチャンネルに出会ってしまったのです。

それは登録者数約250万人の「両学長 リベラルアーツ大学」という超有名チャンネルでした。両学長の軽快な関西弁が心地よく、言っている事が明快だから、あんなに苦手なお金の話がすんなり頭に入ってくるのです。それからしばらくの間、朝の東西線は両学長の講義時間となりました。そしてこの出会いが私の人生の後半を変えるきっかけのひとつとなったのです(多分ね。まだどうなるか分からないけど笑)。

(3) 両学長 リベラルアーツ大学 – YouTube

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