60歳から始めるランニング

趣味
トレッドミル

ここ1か月、とんでもない暑さが続いていて、午前中であっても外を走るのは辛い状況ですので、最近は専ら、エニタイムフィットネス(ジム)でトレッドミルです。ご存じの方も多いと思いますが、トレッドミルというのは、バルトコンベアみたいな所謂ランニングマシーンです。

傾斜角度やランニングコース、時間を設定することも出来て、冷房の効いたジムで走れるので、なかなか便利なのですが、これが結構味気ない訳です。

それで少し前から、ipadをマシンのディスプレイに立て掛けて、NETFLIXでドラマを観ながら走っています。毎回、1時間程度走るので、1エピソード見ることが出来ます。

今月は走りながら「グラスハート」という青春バンドドラマを全話鑑賞しました。なかなか面白かった。

今年の元旦から走り始めています。60歳からのランニングです。

昨年末のとある集まりで、若手(私より)のみんなが、それぞれにトレーニングやダイエットに取り組んでいることを知り、刺激を受けたのがきっかけでした。

もともと長い距離を走るのが苦手だったこともあって、ウオーキングで年間1000キロを目標としました。

その時、心に決めたことは、1年で1000キロ、ウオーキングする事だけを目指し、その他には一切の向上心を持たない、ということでした。

60歳からのランニングともなると、少しでも欲が出ると継続が難しくなるという予感があったからです。

しかし、1月も終わるころには、歩くより走ったほうが、もろもろいいのではないか?という思いが強くなり、「一切の向上心をもたない」という自ら課したルールを破ることとなりました。

その後も、タイムを上げたい、一度に走る距離を長くしたい、体重を絞りたい、、、とアップルウオッチにNIKEのランニングアプリまでセットして、ルールはことごとく破られています。

しかし、中途半端な向上心が、中途半端な挑戦を妨げるという予感は、少なくとも8月後半の時点においては現実になっていません。

年間1000キロは、目標設定時には途方もないチャレンジに思えたのですが、もうすでに走行距離は860キロに達しています。中間見直しで目標設定を上げようかとも思ったのですが、それこそ、危険な中途半端な向上心に他ならないと思い直しました。

普通に走るだけなら、特別な技術や経験を必要とせず、チームワークという概念もない。選手でないかぎり、基本的に勝ちも負けもない。

町を走るたくさんのジョガーやランナーたちが、そこにどんな価値観や楽しみを見出しているのか、私には全く理解出来なかったのですが、今、少しだけ、彼らが走る理由を朧気ながら感じることが出来ます。うまく言葉には出来ませんが。

10月に横浜で開催されるマラソン大会に若い友人Nと一緒にエントリーしました。約22キロを走るハーフマラソンです。

この私がマラソン大会、、、。そんなことになるなんて、分からないもんです。

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