おめでとう!
ラグビーリーグワンの2024‐2025シーズンが開幕して、そろそろ2ヶ月になります。今シーズンから念願のDV1昇格を果たした浦安D-Rocksが、嬉しい初勝利を上げました。いい試合をしても中々あと一歩が届かず悔しい思いをしていましたが、秩父宮ラグビー場に13,000人を超える観客を集めたホームゲームでの勝利でしたから、チームは選手も現場も裏方も、ほっとした事だろうと思います。心から「おめでとう」と初勝利を祝いたいと思います。
今シーズン、ラグビーリーグワンは全体的にレベルを上げ、各チームの力はかなり拮抗してきているように感じます。世界のスーパースターを擁するチームも少なくなく、リーグとしてのレベルはもはや世界屈指といってもいいのではないでしょうか。

そのような環境ですから、昇格したばかりの浦安にとっては、簡単ではないゲームが続きますが、シーズン中盤で1勝を獲得したことは非常に価値あることですし、言い方を変えるなら、ここまでレベルの上がったDV1で、昇格したばかりのチームが勝利することはそんなに簡単な事ではないということです。
ですから私たちファンも、チームの様々なステークホルダーも、結果だけを早急に求めるのではなく、真に強いチームの基礎作りの時期と捉えて、中長期的な視野を持っておおらかに彼らを見守り、応援する姿勢が必要なのです。ラグビーはそんなに簡単じゃないのですから。
真に価値ある達成の獲得
同じことがビジネスの世界でも言えると私は思います。たとえ時間がかかったとしても、真に向かい合うべき案件や事象から目を逸らして、目先の利益に固執しているばかりでは、本当の成長や価値ある達成の獲得は出来ないという事です。様々な圧力や関係性においては、待ったなしで目に見える成果を数値として証明する必要があることも事実ですが、そのような状況においても、真に価値ある達成に向けた取り組みを見逃したり、疎かにすることのないように適正な(当たり前の)バランス感覚を持って判断し、行動することが大切なのです。

キャプテンシーと信じる力
ホンダヒート戦での今シーズン初勝利の翌週、浦安D-Rocksは秩父宮での勢いを持ち込み前半を戦いましたが、後半一気に崩れて連勝を逃しました。残念でしたが、いい面も見えていましたし、現在の課題が明確になったのではないかと思います。
強いキャプテンシー、そして自分自身と仲間を信じる力こそが鍵です。諦めずに進む事で、少し時間がかかるかも知れませんが、きっとそんな力の塊が、自然発生的にチームを押し上げる力として現れると信じます。

ひとりは皆のために 皆はひとつのために